相談のシミュレーション

「行政書士に相談するのは緊張する・・・」と思われる方もいらっしゃると思います。そこで、相談の雰囲気を感じていただくために、シミュレーションをご紹介します。※相談者のお名前や会社名は仮名です。

建設業許可の新規申請の場合、まずは、つぎのようなヒアリングをさせていただきます。行政書士には法律で守秘義務が課されていますので、安心して、お気軽にご相談ください。

行政書士佐野

はこぶね行政書士事務所の佐野と申します。
本日はよろしくお願いいたします。

立川さん

多摩工務店の立川です。
建設業許可が取れるかお聞きしたいのですが・・・。

行政書士佐野

かしこまりました。
では早速ですが、建設業許可を取得するための要件がありますので、何点か伺いたいのですが、営業所はどちらの都道府県に置かれますか?

立川さん

東京都内です。

行政書士佐野

都内に1か所でしょうか?他の道府県に置くことはありますか?

立川さん

都内に1か所だけです。

行政書士佐野

建設業許可が取れた場合、他の業者様に4,500万円以上(2025年2月1日から5,000万円)の下請けを出すことはありそうですか?

立川さん

下請けに出すことはあると思います。でも、4,500万円以上になることはないんじゃないかな・・・。

行政書士佐野

なるほど。そうなると、東京都知事あてに一般建設業として申請することになるかと思います。
建設業許可には業種が29個ありますが、どの業種で取得をご希望ですか?

立川さん

電気工事で取得したいと思っています。

行政書士佐野

普段はどのようなお仕事を受注されていますか?

立川さん

新築やリフォーム物件の、ブレーカー、照明、アンテナなどの工事をメインで請け負っています。

行政書士佐野

わかりました。
人員体制についてですが、常勤の取締役のなかに、経営業務の管理責任者となる方がいなければならないのですが、御社のなかに、経営業務の管理経験のある取締役の方はいらっしゃいますか?

立川さん

ずっと私ひとりで経営しています。

行政書士佐野

なるほど。どのくらいの期間、経営をされていますか?

立川さん

2019年4月に独立して、すぐに会社を設立したので、もう5年になります。

行政書士佐野

その間はずっとおひとりで、電気工事を続けられていましたか?

立川さん

はい、そうです。

行政書士佐野

わかりました。
人員体制について、もうひとつのポイントは、専任技術者がいることなのですが、電気工事の実務経験や、指定された国家資格をお持ちになっているでしょうか?

立川さん

第二種電気工事士の免許を持っています。

行政書士佐野

第二種電気工事士の免許の場合、免許取得後に実務経験が3年以上必要なのですが、いつ免許を取りましたか?

立川さん

2021年12月です。ちょうど3年です。

行政書士佐野

わかりました。
健康保険や年金などは、どうされていますか?

立川さん

健康保険は建設国保に、年金は国民年金と国民年金基金に入っています。あと、一人親方労災も入っています。

行政書士佐野

ありがとうございます。
では、細かな要件を確認する必要があるので、これからご案内する書類をご用意いただきたいのですが、よろしいでしょうか?

立川さん

大丈夫です!よろしくお願いします!